9/4のねこさん 文は田島薫
なれないむん 2
きのうの朝11持ごろ、ホームセンターへ行こうと私が玄関で自転車を出そうとしてたら、
これから私が道路へ出て行く手前のわき、わが家の軒下にむんが寝そべってて、こっち
見て親しげににゃん、って鳴いてから、こっちをずっと見てる。私も、よ、ごはん食っ
たか、って話しかけてみたけど、それについては返事はない模様でただこっち見てる。
自転車の向きを変えていっしょにそっちへ歩いて行こうとしたら、あわてて立ち上がり
ふり返りながら小走りに道路の向こうのアパートの貯水タンクの下へ逃げた。
いやいや、ごはん食ったし、ここでいつものように昼寝してたんだけど、なんか物音が
あっちからすんね、お、ここの乱暴な方が出て来たね、一応、あいさつだけしとこ〜か、
にや〜、なんちって、さ〜、あいさつしたからも〜いいでしょ、さ、引っこんだ引っこ
んだ、なんか言ってるね、ごはんはもらったからも〜出してくんなくてい〜んだかんね、
こんにゃろめが次になにすんのか見張っておかないとやばいから、こ〜、じ〜っと見張
って、と、え〜、こっち来んの〜、なにしに来んだろ、やばいやばい、退散退散。