8/1ののらねこ 文は田島薫
夜の活動やっぱり、こー暑い日が続くとのらねこでもさすがに食欲が落ちるのか、ドア
外に置いた皿のエサの減りが鈍い。
例の路地のシロペルシャのために、週末にエサを置いた植え込みの土の上には
(エサやんないでくれ、って張り紙されちゃってるので、目立たないようにし
たのだ、縁のタイルの上だと目立っちゃうから、でもそれで、あー泥ついちゃ
って汚くて食べられないじゃないか、って少し思われるのを覚悟で)いく粒も
残ってたし。(あ、それで残ってたかー?)
きょうだって午後になってもだれも顔を見せないから、今年もお客さんたちは連れ立って避暑に出かけたのかも知れない。(もっとも、去年もそれに出かけ
たって確証はないんだけど)
さっき午前中に銀行に行って来た帰りの路地の家の垣根ごしの庭ではうちのお客さんじゃないしろくろのきれいなねこが、コの字になって熟睡していた。
先週はシロペルシャの路地の角を曲った2軒目の玄関前の駐車スペースで毎日
つーとんが熟睡していた。
やっぱり、ねこさんたちは暑い昼間は日陰で昼寝して、涼しい夜になってから活動しようと思ってるんだろう。
しかし、夜の活動ってったって何やってんのかな、ねこは夜、集会やる、って
ねこ観察専門家が言ってたから、環境悪化と自分達の行く末について、今後の
方針をみんなで議論してるのかも知れない。